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ワイン用のブドウ、収穫本格化 中伊豆ワイナリー 手作業で厳選

 伊豆市の観光施設「中伊豆ワイナリーシャトーT・S」で、障害のある事業所施設の働き手や地元住民の協力のもと、ワイン用のブドウの収穫が本格化している。丁寧な手作業で厳選して、良質なワイン製造を心がけている。

収穫期を迎えたワイン用のブドウ=伊豆市の観光施設「中伊豆ワイナリーシャトーT・S」
収穫期を迎えたワイン用のブドウ=伊豆市の観光施設「中伊豆ワイナリーシャトーT・S」


 施設は約8万平方メートルの広大な畑でさまざまな品種を栽培。今年は春先の暖かさの影響で、収穫期が例年よりも少し早まり、8月中旬から始まった。
 25日は未明から畑に入った。ブドウの香りや成分は夜中に濃くなるとされる。午前2時~午後3時ごろにかけて12~14人で作業に取り組み、シャルドネや信濃リースリングなど計3トン以上を収穫した。状態の良いブドウを選び、傷んでいる実を一粒ずつ取り除くなどした。
 農場責任者の塩谷友一朗さん(38)は「状態の良いブドウがサクサクと獲れている。完成したワインにはこの地でしか出せない爽やかさがある。香りや風景を感じて味わってほしい」と話した。
 同施設で醸造し販売している。11月1日に今年の中伊豆ヌーヴォーを販売する。
 (東部総局・田中秀樹)

 

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