テーマ：伊豆市

「上げる気持ち前面に」　元日本代表斎藤さん　バレー教室　伊豆・修善寺中

大仁支局　小西龍也

　バレーボール元日本代表の斎藤信治さん（５０）を招いたバレーボール教室が２日、伊豆市の修善寺中で開かれた。バレーボール部所属の同市の中学生２８人が、上達への手ほどきを受けた。

斎藤さん（右）から手ほどきを受ける中学生＝伊豆市の修善寺中

　斎藤さんはミドルブロッカーとしての経験を踏まえながら、基本的なプレーを中心に指導した。「レシーブは絶対にボールを上げるという気持ちを前面に出して」とアドバイスした。
　アタックでは「打つ瞬間に利き手と逆の手を引く」、サーブでは「ボールに全体重を乗せる」とポイントを伝え、生徒は実践練習に取り組んだ。斎藤さんの強烈な一打のレシーブにも挑戦した。
　同中２年の杉山蒼依さん（１４）は「技術的に自分に足りないところが見つかり、今後の試合に生かせそう」と話した。
　２０５センチの身長を武器に「ノブコフ２０５」の愛称で親しまれた斎藤さんは、自身が遅咲きだったと振り返り「夢に向かって諦めない気持ちを大切に頑張ってほしい」と呼びかけた。
　トップアスリートがジュニア世代を直接指導する県の「ドリカムスタート事業」の一環。
　（大仁支局・小西龍也）

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