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神話×科学、伊豆半島の歴史追想 三島でジオカフェ

 美しい伊豆創造センターは26日、トークイベント「ジオカフェ」を三島市民文化会館で開いた。神話と地球科学の専門家が「三嶋の神のモノガタリ」と題し、双方の視点から伊豆半島の歴史について対談した。

神話と地球科学の視点で伊豆半島の歴史を振り返ったイベント=三島市の市民文化会館
神話と地球科学の視点で伊豆半島の歴史を振り返ったイベント=三島市の市民文化会館

 伊豆半島や伊豆諸島を中心とした神道考古学を専門とする深沢太郎国学院大教授と三嶋信仰を研究する吉永博彰同大助教を招き、伊豆半島ジオパーク専任研究員とともに振り返った。
 富士山や伊豆半島、伊豆諸島では800年代に相次いで噴火が発生。朝廷は人知を超えた自然現象を神の怒りと考え、三嶋神の位「神階」を上げたといい、吉永助教は「神階が上がるペースはとても早く、ついには『名神』という称号を贈られることになった」と説明し「自然現象と古代国家の政策はリンクしている」と話した。
 9月23日~11月19日に同大博物館(東京都渋谷区)で開かれる特別展「三嶋の神のモノガタリ―焼き出された伊豆の島々」のプレイベント。伊豆市の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」でも同期間にサテライト展示が行われる。

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