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伊豆で建設中の津波避難タワー 工事現場や遊具など見学

 伊豆市は25日、土肥地区で建設中の松原公園津波避難複合施設のプレイベントを開いた。地元住民が工事現場や付近の遊具を見学し、オープン後の盛り上がりを思い描いた。

伊豆市土肥地区で建設中の松原公園津波避難複合施設の工事現場を見学する地元住民=同市
伊豆市土肥地区で建設中の松原公園津波避難複合施設の工事現場を見学する地元住民=同市

 同施設は現在、鉄柱の取り付けなど基礎部の工事が進められている。住民は建設工事担当者から施設の内装・外観や津波が到達した場合の避難想定、工事の進捗(しんちょく)状況を聞いた。同地区に住む70代女性は「津波の不安はあるので完成が待ち遠しい。いろいろな店舗も入るので地区のシンボルになると思う」と期待を寄せた。
 同施設付近には子ども用の遊具も設置している最中で、同施設のオープンと同時に利用可能となる。昇降用ステップを取り払い、両側が斜面となっている滑り台「クリーパー」や、高さ約1メートル・幅約2メートルの空間の中に入り、底に付いたバネで跳ねて遊ぶ「プルルン」など数種類を整備していて、土肥こども園の年長・年中児17人が体験した。年長の朝香律ちゃん(6)は「みんなで遊ぶことができる遊具で楽しかった」と声を弾ませた。
 同施設は来春に運用開始予定。観光機能を併せ持つ全国初の津波避難タワーで、土肥海岸に面した松林の一角に整備している。鉄骨造り4階建て、高さ18・8メートル。1階が物販の店舗、2階がフリースペース、3階に飲食店が入り、4階が展望スペースになる。

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