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⚽静岡学園、勝る個人技 藤枝東はパスに高さ 全国高校サッカー静岡県大会、11日決勝

 第102回全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は11日午後1時からエコパスタジアムで決勝を行い、静岡学園と藤枝東が激突する。静岡学園は2年ぶり14度目、藤枝東は8年ぶり26度目の全国切符を狙う。
両校の布陣(準決勝時先発)
 プレミアリーグ西地区3位の静岡学園に対し、藤枝東はプリンスリーグ東海6位。実力と経験値は静岡学園が上回るが、藤枝東も伝統のパスワークに高さを生かした戦術を加え意地を見せたい。攻撃に特長があるチーム同士の対戦で、好ゲームが期待される。
 静岡学園は来季J1川崎入団が決まっているエース神田ら主力数人をけがで欠くが、J2徳島入りするMF高田を軸に選手層は厚く、個々が高い個人技を持つ。今大会からAチームに上がったFW庄、2年生のSB野田がラッキーボーイ的に2得点ずつ決め、チームの総力を示して順当に勝ち上がってきた。
 守備を統率するJ2東京V内定のGK中村主将は「チーム全員が自分を信じ、やるべきことをやって勝ちたい」と気合を入れる。
 藤枝東は準決勝浜名戦はオウンゴールの1得点にとどまったが、攻撃力に自信を持つ。189センチのFW植野をターゲットにサイドから鋭いクロスを上げ、左足の精度に自信を持つMF渡辺、得点能力に優れたFW湯山らがゴールに迫る。
 夏場に全国の強豪校と実戦を重ね、攻守の切り替えとプレー強度も高めた。2年連続決勝で敗れていて、ボランチの野田主将は「やりたいサッカーを出して戦い、今年こそ全国に行く」と誓う。
 (運動部・寺田拓馬)



 両校の勝ち上がり
▽決勝トーナメント1回戦
静岡学園5-0沼津東
【得】高田3、庄、森崎

藤枝東6-0オイスカ浜松国際
【得】湯山3、植野、渡辺、江口

▽準々決勝
静岡学園2-1磐田東
【得】庄、野田

藤枝東2-0富士市立
【得】植野、オウンゴール

▽準決勝
静岡学園1-0浜松開誠館
【得】野田

藤枝東1-0浜名
【得】オウンゴール

 ※得点者は静岡学園と藤枝東のみ

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