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「地元文化人巡り」楽しんで 静岡県中部3市4施設でスタンプラリー

 日本の近代史に名を残す静岡県中部ゆかりの文化人の関連4施設を巡る「するが文化の散歩道スタンプラリー2023」(静岡市、焼津市、藤枝市主催)が、2024年1月14日まで開かれている。県立大国際関係学部の細川光洋教授とゼミ生が協力し、6回目となる今回は台紙を文庫本サイズに変えた。持ち運びやすく、愛らしいデザインで幅広い世代の来館を呼びかける。

「するが文化の散歩道」のスタンプや記念グッズなどをデザインした大川さん(左)、千装さん(中央)、村松さん=静岡市葵区新間の中勘助文学記念館
「するが文化の散歩道」のスタンプや記念グッズなどをデザインした大川さん(左)、千装さん(中央)、村松さん=静岡市葵区新間の中勘助文学記念館

 静岡市の中勘助文学記念館(葵区)、市立芹沢銈介美術館(駿河区)、焼津小泉八雲記念館(焼津市)、小川国夫が執筆を続けた藤枝市の郷土博物館・文学館が参加している。
 スタンプは、中や八雲らの肖像画。スタンプを押す台紙の枠部分は、小説に登場するモチーフや作家の愛用品のイラストで囲んだ。デザインを担当した村松音佳さん(21)は「カメオ風のレトロな雰囲気が作家のイメージに合う」と話す。
 各館の案内役として「にゃかかんすけ」「ゆきおんにゃ」など作家や代表作にちなんだ猫を、千装美紗希さん(20)が描いた。プロジェクトリーダー大川萌さん(21)は「かわいいと思ってもらえる形を目指した。実際に足を運んで、読書とは違った視野を広げてもらえたら」と期待する。
 全館のスタンプを集めるとオリジナルバッグ、2館でマグネットがもらえる。問い合わせは静岡市文化振興財団<電054(255)4746>へ。
 (教育文化部・岡本妙)
 

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