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ガーデンパークに記念庭園 世界的デザイナー監修「静岡」の景色表現 浜名湖花博

 浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開かれる浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場で、世界的庭園デザイナーの石原和幸さん(66)が監修した記念庭園「汽水園」が完成した。26日、石原さんが現地で最終確認した。同会場は4月6日にオープンする。

完成した「汽水園」について説明する石原和幸さん=浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク
完成した「汽水園」について説明する石原和幸さん=浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク

 「静岡」をコンセプトとし、富士山の湧水と浜名湖の眺望という本県を象徴する景色を広さ約117平方メートルの庭園に表現した。庭園中央の道は豊かな自然と文化的な面をつなぐ、人々が行き交う道を表した。クロマツやサルスベリなどの樹木は浜松産を使用し、他の庭園で使われなくなった石材を再利用した。
 汽水園は花博の舞台・浜名湖から着想を得て名付けた。「360度どこから眺めても美しい庭園」を目指し、異なる風景を取り入れ、樹木の配置も工夫した。4月はしだれ桜、5月はアヤメと、季節の移ろいとともに異なる雰囲気が楽しめるのも特徴という。
 最も権威のある「英国チェルシーフラワーショー」に出場し、最高位の評価を獲得している石原さん。2014年の10周年事業でも庭園整備に関わり、今回は会場内モニュメントも手がけた。石原さんは「静岡は景観の美しい場所であり、花の一大産地でもある。花博をきっかけに生活の中に花を取り入れてもらえたらうれしい」と話した。
 浜名湖花博は23日に開幕した同区のはままつフラワーパークと、ガーデンパークの両施設で開かれる。

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