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茶畑に新風、立体アート 大井川鉄道無人駅など舞台、芸術祭

 大井川鉄道の無人駅や周辺の集落を舞台にした「UNMANNED(アンマンド) 無人駅の芸術祭/大井川」(NPO法人クロスメディアしまだ主催)が10日、開幕した。国内外で活躍するアーティスト19組が島田市と川根本町の各地で30作品を展示する。3月17日まで。

茶畑の防霧ファンをモチーフにした「茶畑のサイクリスト」=島田市川根町抜里
茶畑の防霧ファンをモチーフにした「茶畑のサイクリスト」=島田市川根町抜里
島田市と川根本町の住民約200人に描いてもらった絵を一面に並べた「10×10project」
島田市と川根本町の住民約200人に描いてもらった絵を一面に並べた「10×10project」
「茶畑のサイクリスト」から一望できる茶畑
「茶畑のサイクリスト」から一望できる茶畑
茶畑の防霧ファンをモチーフにした「茶畑のサイクリスト」=島田市川根町抜里
島田市と川根本町の住民約200人に描いてもらった絵を一面に並べた「10×10project」
「茶畑のサイクリスト」から一望できる茶畑

 同市川根町抜里では13アーティストが21作品を展示。立体作品を手がける東弘一郎さん(茨城県)は茶畑の防霜ファンをモチーフに高さ5・2メートルの「茶畑のサイクリスト」を制作した。参加者は茶畑を一望しながら自転車をこぎ風を送ることができる。同作品は芸術祭終了後も展示を続ける。
 大井川鉄道抜里駅舎では、11月に約1カ月間、同市に滞在し芸術活動を行った韓国人アーティストLEE・ISOO(イ・イス)さんの作品を展示している。滞在中、島田市と川根本町の住民約200人に絵を描いてもらい、それを一面に並べた「10×10project」が目を引く。一辺が10センチの正方形のパネルに住民が思い思いに描いた絵が一つの作品となった。
 屋内作品の鑑賞は午前10時から午後4時まで。期間中は民俗学の視点で制作された演舞や、アーティストオリジナルの弁当を楽しめるイベントなど開催する。問い合わせは同法人〈電0547(39)3666〉へ。

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