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弥生時代 海との関連探る 静岡・登呂博物館で企画展

 静岡市駿河区の市立登呂博物館で来年2月4日まで、遺跡発見80周年を記念した企画展「登呂遺跡と海」が開催されている。

弥生時代の人々と海との関連を示す資料が並ぶ企画展=静岡市駿河区
弥生時代の人々と海との関連を示す資料が並ぶ企画展=静岡市駿河区

 海産物の調理に使われた土器など、弥生時代の人々と海との関連を示す105点の資料が並ぶ。1943年に出土し、同遺跡発見の報道のきっかけになったとされる長さ98センチ、幅50センチ、高さ18センチの丸木舟の先端部などが目を引く。出土品だけではなく、駿河湾の海底の深さが分かる地形模型や、当時の人々が取っていたと考えられている貝や魚の標本も展示されている。
 同館学芸員の清水千佳子さん(30)は「当時の人々がどのような思いで海に出ていたのかなどに思いを巡らせながら、稲作だけではない登呂の生活の様子を想像して楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。
 企画展に合わせて、1月20日には展示解説が、21日にはミニチュアの舟形木製品を作る体験イベントが行われる。詳細は同館公式ホームページへ。

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