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花壇に彩り 花博へ出迎え準備着々 浜名湖ガーデンパーク、ネパール庭園も 

 浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は10日、「浜名湖花博2024」に向けて、浜松市中央区の浜名湖ガーデンパークで国際庭園エリアのネパール庭園や県民参加型の花壇「浜名湖フラワーパレット」の整備を行った。関係者や花壇愛好家らが庭園を確認し、花壇を彩って来場者を迎える準備を進めた。

「浜名湖フラワーパレット」の概要を説明する藤田佐知子さん(左)=10日午前、浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク
「浜名湖フラワーパレット」の概要を説明する藤田佐知子さん(左)=10日午前、浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク
仏陀像の設置場所を確認するマハラジャン・ナレスさん(右)=浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク
仏陀像の設置場所を確認するマハラジャン・ナレスさん(右)=浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク
「浜名湖フラワーパレット」の概要を説明する藤田佐知子さん(左)=10日午前、浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク
仏陀像の設置場所を確認するマハラジャン・ナレスさん(右)=浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク


 パレットに見立て配色 藤田さんデザイン 愛好家ら植栽
 「浜名湖フラワーパレット」はメインゲートからの入場者が最初に目にする花壇。応募した愛好家ら約80人が参加し、多彩な色合いの花壇を完成させた。
 フラワーパレットは30カ所に連なる直径2メートルと3メートルの円形花壇「ツリーサークル」などで構成する。「喜び」「夕日」といったテーマに合わせた配色や、次の円形花壇との連続性に配慮した色使いが特徴。全体を見た時にパレットで絵の具を混ぜながら絵を描くイメージという。
 参加者は花壇をデザインしたガーデナー藤田佐知子さん(埼玉県)から指導を受け、赤や黄、オレンジ、紫、白などの花の苗をバランス良く植栽した。
 浜名湖花博2024は23日に「はままつフラワーパーク」(中央区)で開幕し、浜名湖ガーデンパークの開催は4月6日から。

 庭園でネパール感じて 親善大使ナレスさん 内容確認
 ネパール庭園にはふじのくに親善大使のマハラジャン・ナレスさん(51)=焼津市、同国出身=や関係者らが訪れ、仏陀(ぶっだ)像の設置場所や植栽内容などを確認した。
 20年前の浜名湖花博でも整備された同庭園は今回、ナレスさんの助言を受けて再整備する。れんが造りの休憩所「パルツァ」や平和のシンボル「サンティディプ」など、同国を象徴する伝統的建築物を再現した庭園に、ナレスさんが帰国時に持ち帰った仏陀像や鐘、幸せの神ガネーシャの像を設置し、同国の花・シャクナゲなども植栽する。飲食や舞踊の催しも開催する。
 ナレスさんは「仏教の開祖・お釈迦(しゃか)様はネパールで誕生したとされる。ネパールの文化を楽しんでほしい」と話した。
 (浜松総局・宮崎浩一)

 

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