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中根金作の庭園 周遊ツアー体験 湖西 商店主ら、来訪者に情報発信へ【浜名湖花博2024】

 湖西市新居町の商店主らがこのほど、磐田市出身の世界的造園家中根金作(1917~95年)が旧新居町で手がけた公園や庭園を巡る周遊ツアーを体験した。浜名湖花博2024の関連事業として4~6月にツアーが実施されるのを前に、地元の商店から地域住民や来訪者への情報発信につなげようと、休みの店が多い日に参加を呼びかけ、約10人が街を巡った。

吉元会長(左)の案内で中根金作が整備した公園や庭園を巡る参加者=湖西市新居町の新居文化公園
吉元会長(左)の案内で中根金作が整備した公園や庭園を巡る参加者=湖西市新居町の新居文化公園

 湖西市新居・中根庭園を研究する会の吉元洋美会長がガイドを務め、JR新居町駅から駅前公園、新居文化公園、浜名川緑道など約4キロを歩くツアーを実施した。吉元会長は「昭和の小堀遠州」と呼ばれた中根による新居図書館の日本庭園や市老人福祉センターの枯れ山水庭園をはじめ、街角のポケットパークに至るまで、街の各所に残る足跡を紹介。新居関所の歴史や手筒花火の伝統、旧新居町の花だったサツキなど、地域の風土を生かしたデザインや植栽でまちの景観をつくりあげたことを解説した。
 参加者からは、日頃何げなく通る街角に織り込まれた景観づくりの工夫に、驚きの声が上がった。
 (湖西支局・杉崎素子)

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