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屋外デッキに天然芝…まるで「湖上の公園」 箱根・芦ノ湖の遊覧船 富士急が運行スタート

就航した箱根遊船SORAKAZE。コンセプトは「芦ノ湖に浮かぶ緑の公園」=神奈川県箱根町 富士急行グループの箱根遊船は23日、芦ノ湖(神奈川県箱根町)の新しい遊覧船「箱根遊船SORAKAZE(そらかぜ)」の運航を始めた。「芦ノ湖に浮かぶ緑の公園」がコンセプト。2023年に箱根の遊覧船事業を取得して以降、最大の取り組み。これを機に静岡県東部のグループ施設との相乗効果創出に努める。客室には小上がり風スペースやソファがあり、思い思いの過ごし方ができる
 「はこね丸」だった船を大規模改装した。屋外デッキに天然芝を敷き、船尾に天然のツタをはわせるなど周辺の自然環境との調和を図った。客室にはソファや靴を脱げる小上がり風スペース、ゆらゆら揺れるつり下げ式の椅子などを設け、思い思いの過ごし方ができる。
 今年正月の箱根駅伝で優勝した関係で、1日船長を務めた青山学院大陸上競技部の原晋監督が就航記念イベントに臨み、「静かに動く。いろいろな顔がある芦ノ湖を満喫できる。心がリラックスする」と魅力を語った。
 高級感がありシニア層にも人気の箱根進出は富士急行にとって「悲願」。今後は、グループの十国峠ケーブルカー(函南町)や初島(熱海市)のレジャー施設と組み合わせた旅行商品開発に注力する。箱根遊船の野出直輝社長は「山梨と静岡、箱根の施設が一体となって観光振興を図り、ゴールデンルートにしたい」と意気込みを示す。

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