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地元新鮮野菜「無人決済でどうぞ」 JAしみず、球場近くに直売所⚾ハヤテ効果にも期待

 JAしみずは4月上旬、静岡市清水区庵原町に、地元産の野菜などを無人決済で購入できる店舗「ムジンキラリ」を3年間の期間限定で開設する。人件費を浮かせ、農家の販売拠点増を図る取り組みで、今後は空き店舗も多いJR清水駅前の商店街などへの出店も模索する。

ちゅ~るスタジアム清水の近くに新しくオープンする「ムジンキラリ」をPRするJAしみずの森一真部長=静岡市清水区庵原町
ちゅ~るスタジアム清水の近くに新しくオープンする「ムジンキラリ」をPRするJAしみずの森一真部長=静岡市清水区庵原町
4月上旬に「ムジンキラリ」がオープンする約30平方メートルのスペース=静岡市清水区庵原町
4月上旬に「ムジンキラリ」がオープンする約30平方メートルのスペース=静岡市清水区庵原町
ちゅ~るスタジアム清水の近くに新しくオープンする「ムジンキラリ」をPRするJAしみずの森一真部長=静岡市清水区庵原町
4月上旬に「ムジンキラリ」がオープンする約30平方メートルのスペース=静岡市清水区庵原町

 過去に同JAの販売店舗があり、現在は一部を茶工場などに利用している鉄骨造りの建物の1階部分約30平方メートルに新店舗を置く。同JAによると、農家個人が無人販売を行う例はあったが、JAが無人決済店舗を設けるのは県内初。同区北脇でカフェスタイルの四季菜ジェラート&カフェきらりも手がける同JAアグリプロモーション部の森一真部長(50)が発案した。
 同JA管内では、かんきつ類やトマト、ナスなどブランドになっている農作物も多い。至近距離にはプロ野球2軍ウエスタン・リーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡の本拠地・ちゅ~るスタジアム清水(清水庵原球場)があり、平日でも練習を見に市民が訪れる。開幕3連戦の際には、「何か売っているの?」と建物を訪れる観客もいて、森部長は「ハヤテ効果にもあやかりたい」と話す。
 JR東日本関連のベンチャー企業「タッチトゥーゴー」(東京)が開発した無人決済システムを導入する。商品の野菜に付いているバーコードをレジで読み取り、クレジットカードなどで決済する。
 野菜のほか、地元産フルーツなどを使ったジェラートや水産物の缶詰、菓子などの名産品も扱う予定。営業時間は年末年始を除く年中無休で毎日午前9時から午後5時を予定する。

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