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早春を彩る雛のつるし飾りまつり 20日開幕 東伊豆町稲取

 日本三大つるし飾りの一つとされ、女児の健やかな成長を願う「第27回雛(ひな)のつるし飾りまつり」(稲取温泉旅館協同組合主催)が20日、東伊豆町の稲取地区で開幕する。3月31日までの期間中、約2万3千個もの飾りが早春の4会場を彩る。

メイン会場の文化公園雛の館には多数のつるし飾りが展示される=19日午前10時40分ごろ、東伊豆町
メイン会場の文化公園雛の館には多数のつるし飾りが展示される=19日午前10時40分ごろ、東伊豆町
メイン会場の文化公園雛の館には多数のつるし飾りが展示される=19日午前10時40分ごろ、東伊豆町
メイン会場の文化公園雛の館には多数のつるし飾りが展示される=19日午前10時40分ごろ、東伊豆町
メイン会場の文化公園雛の館には多数のつるし飾りが展示される=19日午前10時40分ごろ、東伊豆町
メイン会場の文化公園雛の館には多数のつるし飾りが展示される=19日午前10時40分ごろ、東伊豆町
メイン会場の文化公園雛の館には多数のつるし飾りが展示される=19日午前10時40分ごろ、東伊豆町
メイン会場の文化公園雛の館には多数のつるし飾りが展示される=19日午前10時40分ごろ、東伊豆町
メイン会場の文化公園雛の館には多数のつるし飾りが展示される=19日午前10時40分ごろ、東伊豆町

 メイン会場の文化公園雛の館には約1万9千個が並ぶ。愛好家や旅館女将(おかみ)ら地元有志が丹精を込めて制作し、手作りのぬくもりがあふれる。花々や縁起物をかたどった作品のほか、特産品として広く知られるキンメダイや干支(えと)をもじった〝タツ〟ノオトシゴの飾りも来場者の心を和ませる。
 組合によると、明確には定かでないものの江戸時代後期にはつるし飾り文化が地域に根付いていたとみられる。高価なひな人形に代わって着物の端切れで人形を作り、ひな祭りを祝うようになったと伝わる。女児が誕生すると、ご祝儀代わりにつるし飾りが贈られたという。
 つるし飾りにはそれぞれ滋養強壮や金運向上、悪霊退散などの願いが込められている。組合職員の村木友香さん(42)は「一つとして同じ品がない。複数会場で違いを楽しんで」と来訪を呼びかけている。
 昨季は約4万1千人が来訪。今季は5万人の人出を見込む。
(下田支局・伊藤龍太)

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