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御前崎と森のお茶 地元出身ボートレーサーが発信 浜名湖ボートで4月イベント

 ボートレーサーとして活躍する御前崎市出身の長嶋万記選手(42)と森町出身の森下愛梨選手(27)が、地元産のお茶を包装したチャリティーグッズを新たに製作した。以前から被災地支援などの慈善活動に取り組んできた両選手が、地元のお茶の魅力を発信して地域貢献をしようとグッズ化が実現した。4月6日、湖西市新居町のボートレース浜名湖で6年ぶりに開くチャリティーイベントで販売を開始する。

チャリティーグッズで出身地のお茶をPRする長嶋選手(右)と森下選手=湖西市新居町のボートレース浜名湖
チャリティーグッズで出身地のお茶をPRする長嶋選手(右)と森下選手=湖西市新居町のボートレース浜名湖

 静岡茶の生産量減少や若者のお茶離れを危惧する茶販売業「静岡やすま園」(湖西市駅南)の安間達哉代表=森町出身=が、同郷の森下選手にお茶の魅力発信を相談したのがきっかけ。長嶋選手が2009年から取り組むチャリティープロジェクト「マキプロジェクト」に森下選手も賛同し、賞金の一部を使い製作したグッズの収益などを被災地支援や動物愛護の活動に寄付する活動をしていたため、同プロジェクトの一環でお茶を販売することになった。
 静岡やすま園が製造したグッズは御前崎市産の「つゆひかり」と森町産の「やぶきた」の2種類。リーフ茶(60グラム)とティーバッグ(同)と粉末茶(40グラム)の3タイプを用意し、パッケージに両選手の似顔絵とサインをデザインした。いずれも税込み800円。
 幼い頃からお茶に親しみ、現在も愛飲しているという両選手。長嶋選手は「もうすぐ新茶の時期。静岡県のお茶をPRしていろんな人が笑顔になってくれれば」と思いを語った。森下選手も「若い人にも気軽に手に取って飲んでもらいたい」と意気込む。
 「マキプロジェクト」のイベントは4月6日午前10時~午後3時。選手が提供したチャリティーグッズのオークションや音楽ステージなども行う。グッズ売り上げなどの収益を能登半島地震の被災地支援や、動物愛護活動に寄付する。腎臓移植のドナーを経験した安間代表も、売り上げの一部を再生医療研究を支援するクラウドファンディングに充てるという。今後、場内での販売も予定している。
 (湖西支局・杉崎素子)

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