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浜松ジビエの魅力発信 21日、天竜区でフェス 食品や製品販売

 浜松市内でジビエ(野生鳥獣肉)を扱う事業者などでつくる「天竜ジビエプロジェクト」(金沢真生子代表)は21日午前10時~午後3時、「天竜ジビエフェス」を浜松市天竜区二俣町の「森のマルシェきころ」で開く。県内中山間地で捕れる獣類の地域資源としての魅力を、消費者に発信する。

天竜ジビエフェスを企画した事業者ら=浜松市天竜区二俣町
天竜ジビエフェスを企画した事業者ら=浜松市天竜区二俣町

 フェスには飲食や皮革製品販売など約20事業者が参加する。出店者はシカ1頭の半身を調理して各部位を販売したり、シカの革を用いた雑貨を紹介したりする。里山の自然やシカ肉の調理法を学ぶセミナーもあり、有害鳥獣の捕獲に取り組むNPO法人ルーツジャパン(同市中央区)の岡本浩明代表らが講演する。
 中山間地ではイノシシやシカによる食害が課題となっている。状況に対応して天竜区春野町では2022年12月、新型コロナウイルス禍などで閉業していた加工施設「ジビエ工房ジミート」が再開。料理店や農産物直売所へのシカ肉出荷量を伸ばすなど消費拡大に取り組んでいる。ジミートから食肉や皮革の供給を受ける事業者らが協力し、ジビエ産業の魅力を広めようと同フェスを企画した。
 会場に面するクローバー通り商店街の店舗も参加する。金沢代表は「イベントを通じて、ジビエの消費拡大や天竜地域の盛り上げにつなげたい」と話す。

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