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「る・く・る」開館20周年 科学の楽しさ「体験」で学ぶ 企画展もスタート

 静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るは20日、開館20周年の記念式典を同館で開いた。これまでの歩みを振り返る企画展のオープニングイベントも併せて行い、関係者や市民ら約120人が節目を祝うとともに、施設のさらなる発展を願った。

開館20周年記念の企画展を楽しむ来館者ら=静岡市駿河区の静岡科学館る・く・る
開館20周年記念の企画展を楽しむ来館者ら=静岡市駿河区の静岡科学館る・く・る
企画展のオープニングイベントでテープカットする関係者=同館
企画展のオープニングイベントでテープカットする関係者=同館
振り子を使った実験を行う難波市長(右から2人目)ら=同館
振り子を使った実験を行う難波市長(右から2人目)ら=同館
開館20周年記念の企画展を楽しむ来館者ら=静岡市駿河区の静岡科学館る・く・る
企画展のオープニングイベントでテープカットする関係者=同館
振り子を使った実験を行う難波市長(右から2人目)ら=同館

 清水昭博館長は「開館から20年間、体験型の科学館として『なぜ』から『分かった』につながる科学の楽しさを提供してきた」と振り返った。難波喬司市長は「来館をきっかけに科学に興味を持ってもらい、科学者を目指す子どもたちが増えれば」と期待を込めた。式典では、難波市長と市民2人による振り子を使った記念実験も行われた。
 小学5、6年時に同館の通年科学教室に通い、4月から中学生になる森脇優貴君(12)=清水区=は「家や学校ではできない実験ができるのがいいところ。中学では新しい実験を体験できると思うので、積極的に取り組んで理科を楽しみたい」と笑顔を見せた。
 企画展「みる・きく・さわるでぐるぐる展」(静岡新聞社・静岡放送後援)では同館の20年間の歩みを写真で振り返るとともに、「回る」をテーマにした地球儀や時計などの展示や実験装置が並んだ。来館者は歯車の付いた木のコースでボールを転がしたり、コマを回したりして身近な「回転」を体感した。企画展は5月6日まで。
 同館は2004年3月21日に開館した。来館者が展示に触れ、楽しく科学を体験することを重視する「ハンズオン」という方式を取り入れ、常設展示のほか、企画展を年1~2回程度開催している。20年間で約460万人が来館した。

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