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沼川治水対策を加速 国交省の公共事業補助 静岡県配分1217億円

 国土交通省は31日、2023年度当初予算のうち、公共事業の予算配分(箇所付け)を発表した。静岡県への補助事業の配分額は前年度当初予算比123億円増の1217億円。沼津市の高橋川、沼川の治水を目的とした沼川新放水路の整備では、新たに上流部の工区を大規模特定河川事業として採択した。高橋川と沼川の合流地点までの水路整備費として3億円を計上し、治水対策を加速させる。
 新規採択では、新東名高速道島田金谷インターチェンジ(IC)と御前崎港を結ぶ金谷御前崎連絡道路(全長30キロ)のうち、国道473号金谷相良道路の沢水加IC(菊川市)-八十原IC(仮称、牧之原市)の約1・8キロ区間の整備に2200万円を補助する。国直轄では伊豆縦貫自動車道を構成する天城峠道路の月ケ瀬~茅野(いずれも伊豆市)5・7キロ区間の新規整備に向けて1億円を計上し、調査・設計に着手する。
 道路関係の直轄事業はこのほか、国道1号静清バイパス(BP)に前年度並みの79億2100万円を充て、清水立体区間(2・4キロ)の橋梁(きょうりょう)工事を進める。三遠南信自動車道関連は24億3300万円、島田金谷BPは18億9200万円をそれぞれ割り当てた。
 港湾関係では清水港に直轄と補助を合わせて31億8千万円を計上し、新興津地区での国際物流ターミナル整備や岸壁の老朽化対策、外港地区の防波堤改良などを推進する。
 JR沼津駅周辺の連続立体交差化には県と沼津市の事業の合計で前年度比約1・7倍となる16億8千万円を計上した。

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