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サツマイモつる挿しに挑戦 農福連携 御前崎の生徒15人

 御前崎市の静岡県掛川特別支援学校御前崎分校の1、2年生約15人が16日、同市合戸の市民農園でサツマイモのつる挿しに挑戦した。行政と民間会社が協力した農福連携事業で、農業体験を通して生徒の就労や進路先の選択肢を広げる狙い。

南野さん(左)から助言を受けながら、サツマイモのつる挿しに挑戦する生徒=御前崎市(画像の一部を加工しています)
南野さん(左)から助言を受けながら、サツマイモのつる挿しに挑戦する生徒=御前崎市(画像の一部を加工しています)

 参加したのは市と、農産物の栽培生産や海外輸出を手がける牧之原市の「ジャパンベジタブル」。市が道の駅「風のマルシェ御前崎」のビニールハウスで栽培した苗約600本を用意した。
 生徒たちは同社代表取締役の南野真広さんから助言を受けながら、黒いビニールが張られた畝に横幅約30センチ間隔でサツマイモのつるを植え付けた。風で飛ばされないように力を入れて地中に差し込み、1本ずつ丁寧に作業を進めた。
 同農園は海岸に近いため、ミネラルを含んだ潮風を浴びて良質なサツマイモが育つという。1年生の宮本結愛さん(16)は「作業はこつが分からず最初は大変だったが、徐々に慣れて充実感を得られた。おいしく育ってほしい」と豊作を願った。
 収穫作業は11月に行う。

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