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静岡空港、国内とソウル線好調 9月搭乗4万6875人

 静岡県と富士山静岡空港株式会社(牧之原市)がこのほど発表した9月の空港利用状況によると、搭乗者数は前年同月比46・3%増の4万6875人だった。前年実績を上回るのは23カ月連続。国内3路線と韓国・ソウル線は9月として過去最高の搭乗者数、搭乗率となった。
 国内線の搭乗者数は4万2523人。前年同月から1万483人増え、9月としては2019年(4万2908人)に次ぐ多さだった。搭乗率は前年同月比15・6ポイント上昇の66・7%。9月の過去最高搭乗者数、搭乗率となったFDAの3路線はそれぞれ新千歳4109人、81・7%、出雲3731人、80・4%、熊本2821人、56・2%だった。
 国際線は搭乗者数4352人、搭乗率78・6%。チェジュ航空ソウル線は4051人、82・4%だった。3月の再開以降、搭乗率80%前後と好調が続いていて、10月29日からは毎日運航になる。
 9月24日に3年7カ月ぶりに再開した中国・上海線は2日間計4便を運航し、搭乗者数は301人。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出問題の影響もあったとみられ、搭乗率は48・2%にとどまった。県空港振興課の担当者は、処理水放出の影響は落ち着いてきているとしつつも「期待するインバウンド(訪日客)のボリューム感に戻るには時間がかかる」と述べ、利用促進と他の中国、台湾路線の早期再開に向けた働きかけに努めると強調した。

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