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井伊直虎の生涯、人形劇で描く 浜松市北区引佐でまつり 11、12日公演

 浜松市北区引佐町の引佐協働センターなどで11、12日に開かれる第35回いなさ人形劇まつり(静岡新聞社・静岡放送後援)に、実行委が主催する人形劇講座を受講する井伊谷小(同町)の児童らでつくる「引佐人形劇団りゅうぐうこぞう」が出演する。児童らは活動の総仕上げとなる本番に向けて、5日に同センターで最終練習に取り組んだ。

いなさ人形劇まつりに出演する児童ら=浜松市北区引佐町の引佐協働センター
いなさ人形劇まつりに出演する児童ら=浜松市北区引佐町の引佐協働センター


 講座は、同校や奥山小などの人形劇団が近年活動をやめたことを受け、人形劇に興味を持つ子どもの受け皿を作ろうと本年度に始まった。井伊谷小5、6年生と一般男性の計6人が受講し、まつりにも出演するプロ人形劇団「茶問屋ショーゴ」(牧之原市)の横山昭吾代表(65)の指導を受けて稽古に励んできた。
 披露するのは、井伊家断絶の危機を救った井伊直虎の激動の生涯を描いた物語。5日は登場のタイミングやせりふなどを通し稽古で確認し、横山代表は「自分たちが楽しんで演じれば観客にも伝わる」と激励した。島野富貴君(12)=6年=は「一つ一つの動作に心を込めて人形を動かしたい」と意気込んだ。
 引佐人形劇団りゅうぐうこぞうは、11日午前9時半から引佐多目的研修センターで公演する。まつりでは、県内外のプロとアマチュア計17劇団が公演する。
 (細江支局・大石真聖)

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