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若手職人の曲物漆器、錫、木工、挽物 静岡・清水区で合同展

 曲物漆器、錫(すず)、木工、挽物(ひきもの)の若手職人4人による合同作品展「チックタック」が15日、静岡市清水区茂野島のモヨカミギャラリーで始まった。弁当箱や酒器、花瓶、トレーなど暮らしに寄り添った作品を展示した。24日まで。

職人4人の技術を生かした共同作品(右手前)=静岡市清水区茂野島のモヨカミギャラリー
職人4人の技術を生かした共同作品(右手前)=静岡市清水区茂野島のモヨカミギャラリー

 曲物漆器職人の塩沢佳英さん(36)=牧之原市=、錫職人の志村泰利さん(35)=掛川市=、木工職人の中村滉人さん(27)=静岡市葵区=の3人が、挽物師百瀬聡文さん(40)の工房に併設されたギャラリーに新作などを持ち寄った。
 見どころは4人の共同作品。塩沢さんの直径約20センチの曲物をベースに、ほか3人がふたを制作した。円形に近い十六角形のふたや、取っ手付きの錫のふたなど、個々の技術を生かした。百瀬さんは「若手は技術をつなぐ使命がある。それぞれの武器を持ち出し混ぜ合わせることで新しい表現ができる」と話した。
 午前10時から午後4時まで。土、日曜は職人が在廊する予定。

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