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静岡人インタビュー「この人」 鈴鹿8耐に初参戦する 伊藤章人さん(牧之原市)

 牧之原市菅ケ谷でバイクショップを経営する傍ら、レーシングチーム「ゲズンハイトレーシング」の監督を務める。8月4~6日に三重県で開かれる国内最高峰のオートバイレース「鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」に初参戦する。50歳。

伊藤章人さん
伊藤章人さん

 -鈴鹿8耐参戦の経緯は。
 「父親の影響で幼い頃からバイクに親しみを持っていた。中学生の時に初めて見た鈴鹿8耐のレースにくぎ付けになり、いつかこの舞台に立ちたいと思い続けてきた。出場枠を懸けた2019年の挑戦では8耐の壁の厚さを思い知らされたが諦めなかった。自分と同じ気持ちを持ったライダーやスタッフら多くの仲間との出会いがあったからこそ達成することができた」
 -本番までの課題は。
 「資金面はシビアな問題。自己資金だけでは難しい部分があるので市内企業を中心に協賛を募っている。これまでも多くのサポートを受けてきたが、皆さんの思いを結果で還元しなければいけないと思っている。感謝を忘れず、できることは全力でやるということをチームで共有している」
 -監督としての役割とは。
 「ライダーの技量やレース運びだけではなく、過酷な環境で戦い抜く強い精神力が何より必要。レースが終わるその瞬間までチームバランスを考えた行動に注力する。使用するホンダのCBR1000RR―Rの特性やレース展開を踏まえピット作業のタイミングを判断したい」
 -レースへの意気込みを。
 「チーム目標である完走のため、まずは本戦前の予選を通過することが大前提。突破できると信じている。その上で、オートバイの魅力を牧之原の方々に伝え、理解が深まるきっかけになればうれしい」
 (榛原支局・足立健太郎)

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