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牧之原市24年度当初予算案 一般会計217億円 「にぎわい創出」重点

 牧之原市は21日、2024年度の当初予算案を発表した。一般会計は23年度当初比4・5%減の217億円。過去2番目に大きい予算規模となった。2年目となる第3次総合計画で定めた重点戦略・プロジェクトを引き続き推進し、道の駅の整備や大河ドラマを活用した事業を展開。ハード、ソフトの両面から観光交流人口の拡大による「にぎわい創出」に重点を置いた。
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 杉本基久雄市長は「人口減少や少子高齢化などの喫緊の課題に対応、挑戦する」と述べた。
 静岡空港周辺の坂部地区では市内初となる道の駅の整備に向け、子育て支援スペースなどを併設した休憩施設や情報発信施設の建設費に5億2400万円を計上。25年度中の開業を目指す。市ゆかりの偉人田沼意次が登場する25年放送予定の大河ドラマ「べらぼう」を市内への誘客増加につなげようと、市史料館の設備投資や功績をたどるツアーの開催などに8200万円を投じる。
 学校再編事業では30年度に榛原、33年度に相良地域に新設予定の義務教育学校(小中一貫校)の設計、用地調査費に3億5300万円を盛り込んだ。
 歳入は柱となる市税について、企業収益の改善が見られるものの定額減税の影響などで個人市民税が減少し、0・8%減の77億2700万円を見込む。歳入不足分は財政調整基金から12億円の切り崩しを予定し、年度末残高は23億9700万円を見込む。

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