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7月搭乗者数 コロナ前超え 静岡空港

 静岡県と富士山静岡空港株式会社(牧之原市)が17日に発表した2023年7月の空港利用状況によると、搭乗者数は前年同月比46・4%増の4万5255人で、21年11月から21カ月連続で前年同月を上回った。搭乗者数は7月として過去最高を記録し、新型コロナウイルス禍前の19年同月比で3107人、8・2%増。コロナ禍前の19年3月~20年2月とコロナ禍以降の単月比では、今回初めてプラスに転じた。
 新型コロナ感染症の5類移行後に夏の行楽シーズンを迎え、「旅行需要が着実に伸びた」(県空港振興課)。国内線の搭乗率は8・0ポイント上昇の62・2%。FDAの4路線は7月の過去最高搭乗者数となった。4路線の搭乗者数、搭乗率は新千歳4336人、83・4%、福岡1万2657人、61・5%、熊本2671人、53・0%、鹿児島3636人、69・8%だった。
 チェジュ航空ソウル線は搭乗者数4224人で、搭乗率は7月として過去最高の86・0%だった。コロナ禍以降に再開した国際線の定期便は同路線のみにとどまるが、8月には中国からの団体旅行が解禁された。県空港振興課の担当者は「中国路線の再開の検討は加速している」と述べ、今後のインバウンド(訪日客)需要の取り込みに期待感をのぞかせた。

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