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浜岡原発「稼働」に伸び 「停止」との差拡大 牧之原市民意識調査

 牧之原市の杉本基久雄市長は22日の市議会全員協議会で、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)に関する2023年度の市民意識調査の結果を公表し、「安全が確認できれば稼働した方がよい」との回答が42・2%(前年度比5・8ポイント増)だったと報告した。「稼働」が「停止」を初めて逆転した22年度から稼働を容認する声がさらに増加した。
 浜岡原発の今後について尋ねる設問は11年度調査から加えられ、22年度に初めて「稼働」が「停止」を上回っていた。一方、「停止しておいた方がよい」との回答は28・5%(3・5ポイント減)とポイント差が拡大した。杉本市長は電気料金の値上げに対する懸念や、市内で放射線防護施設などの整備が進んでいる点などが判断の要因になっているとの分析を示した上で「災害リスクがなくなったわけではない。市原子力災害広域避難計画方針書に基づき、関係市町と協議し実効性のあるものにしていく」とした。
 調査は無作為に抽出した16歳以上の1400人を対象に実施。回収率は48・9%だった。

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