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牧之原市内の小中再編へ説明会 市教委、整備方針示す

 牧之原市教委は17日、1月に策定した小中学校再編計画に関する学校施設整備基本構想・基本計画の周知を図る市民説明会を同市の相良総合センター「い~ら」で開いた。パネル討論などを通じ、新たな学校の整備方針を集まった住民や教員ら245人に示した。

新たな学校について議論を深めたパネル討論=牧之原市の相良総合センター「い~ら」
新たな学校について議論を深めたパネル討論=牧之原市の相良総合センター「い~ら」

 市は市内に10校ある小中学校を小中一貫校(義務教育学校)として2校に再編する方針。計画では学校施設の整備計画や設計に関わる考え方を明記し、距離に応じた通学手段も盛り込んだ。榛原地域の開校年度は2030年度、相良地域は33年度を目標とし、両校を合わせた概算事業費は約205億円を見込む。
 橋本勝教育長や教員、保護者を交えたパネル討論では学校のコンセプトや地域住民との関わり方など幅広い分野で意見を交わした。橋本教育長は「小学校と中学校の教員では指導指針も異なる。同居したときの混乱を乗り越えるために準備段階から取り組んでいきたい」と今後の課題についても言及した。
 学校などの建築・施設計画を主な研究分野とする千葉工業大の倉斗綾子教授が基調講演した。
 (榛原支局・足立健太郎)

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