テーマ : 牧之原市

静岡空港上海線 9月にも再開 団体旅行解禁が後押し

 新型コロナウイルスの影響で運休となっている静岡空港(牧之原市)の中国・上海線が、9月下旬にも再開する見通しとなったことが18日、関係者への取材で分かった。静岡県が航空会社に対し早期の運航再開を働きかける中、8月10日に中国からの団体旅行が解禁されたことが後押しになったとみられる。
 運航が再開すれば3年7カ月ぶり。中国東方航空が詳細な時期や運航便数を最終調整している。コロナ前は1日1便が運航していた。上海線以外の中国4路線の再開にも弾みがつきそうだ。
 静岡空港の国際線はコロナ前に中国、韓国、台湾に計7路線が就航。2019年度の国際線搭乗者は約27万6千人で、全体の4割近くを占めた。上海線は国際線で最多の約6万3千人。本格的なインバウンド(訪日客)の回復につながれば、県内経済への波及効果が期待される。
 国際線の定期便は20年3月から全便欠航となった。ソウル線が23年3月に再開したが、他は欠航が続いている。

いい茶0

牧之原市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞