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空き店舗にアート空間 三島で芸術祭開幕、イベントも

 三島市の中心市街地で11日、三島満願芸術祭が始まった。3人の現代アート作家が市民と協力し、空き店舗3カ所に三島の魅力を詰めたアート空間を作り上げた。26日までの期間中、展示会場以外でも関連イベントが催され、作品の着想を得た三島を散策しながら鑑賞や体験を楽しめる。

富士山をモチーフにした作品を紹介する辻さん(右から3人目)=三島市広小路町
富士山をモチーフにした作品を紹介する辻さん(右から3人目)=三島市広小路町
三島にまつわる言葉を元に描いた古川さんの作品が並ぶ会場=三島市芝本町
三島にまつわる言葉を元に描いた古川さんの作品が並ぶ会場=三島市芝本町
富士山をモチーフにした作品を紹介する辻さん(右から3人目)=三島市広小路町
三島にまつわる言葉を元に描いた古川さんの作品が並ぶ会場=三島市芝本町


 市民らでつくる三島アートプロジェクト実行委員会が主催。芸術に興味がある人の誘客による関係人口の拡大や空き店舗活用による地域活性化を目指す。
 後藤ガラス(芝本町)を会場にする古川諒子さんは、三島にまつわる文学作品や市民の日記から集めた言葉を元に絵を制作した。「富士の麓の雪が溶けて 水遊びで ガラス屋は復活する」など市民らとともに言葉をつないだ文章とともに作品を展示する。鈴木商店(広小路町)では辻梨絵子さんが、富士山をモチーフに市民とともに制作したビーズカーテンに光と音楽を合わせた。たまるや(本町)は山本篤さんが、笑栄通り商店街で市民ら50人以上と作り上げた映像作品を紹介している。
 展示会場や周辺施設では週末を中心に約30の催しを企画。芸術祭のテーマづくりや作家との調整役を務めた戸塚愛美さんによる解説ツアー、芸術鑑賞しながら作家らと語り合うバー、絵画や本作りのワークショップなどを用意した。開催時間や内容は同芸術祭のホームページで紹介している。
 (三島支局・岡田拓也)

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