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「和モダン」作品一堂 28日から平野美術館 搬入作業進む 浜松

 明治から昭和の近代工芸作品を集めた「和モダンの世界-近代の輸出工芸-」(平野美術館、静岡新聞社・静岡放送主催)が28日、浜松市中区の同美術館で開幕する。25日、搬入作業が始まった。

開催に向けて搬入が進む近代の輸出工芸作品=浜松市中区の平野美術館
開催に向けて搬入が進む近代の輸出工芸作品=浜松市中区の平野美術館

 日本輸出工芸研究会の金子皓彦会長が英国やフランスなどで収集したコレクションから、漆器や陶磁器、木工品など多様な輸出工芸品約200点を展示する。西欧で流行した「ジャポニスム(日本趣味)」で人気を集めた薩摩焼や芝山細工に加え、駿河で作られた漆工芸品や静岡市の指物師山本安兵衛がウィーン万博(1873年)に出品した飾棚など、本県ゆかりの作品も多く並ぶ。
 会場で設営に当たった金子会長は「バリエーション豊かな作品が一堂に会した。当時の職人たちのこだわりや“和モダン”特有の世界観を感じてほしい」と話した。
 会期は12月17日まで。大人800円、中高生300円、小学生200円。
 問い合わせは同美術館<電053(474)0811>へ。
 (浜松総局・山川侑哉)

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