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感染者遺族の収骨可能に 静岡県内の火葬場 コロナ対応変更

 新型コロナウイルス感染者の遺体を火葬する際に感染拡大防止などを理由に遺族の収骨を認めていなかった静岡県内の一部火葬場が10月~11月中旬、いずれも対応を改めて認めたことが、16日までの一部事務組合などへの取材で分かった。
 火葬場は、各市町または複数の市町でつくる一部事務組合が管理運営している。伊豆の国市、伊豆市、沼津市と、牧之原・御前崎両市、三島・函南両市町でつくる一部事務組合の計5団体は、9月末時点では遺族の立ち会いも収骨も認めていなかったが、いずれの団体も10月~11月中旬の間に容認に転じた。
 このうち伊豆の国市と伊豆市は、入場者の人数制限もせず、遺体を火葬する時間帯も非感染者の火葬と分けないことにした。国がコロナ感染者の葬儀などについて定める指針に沿って遺体が納体袋に収容されている以外は、コロナ流行前と同じ形で見送りができるという。
 指針はもともと、遺族の立ち会いや収骨は禁止していない。9月末時点で立ち会いを認めていなかった下田・東伊豆・河津・南伊豆の4市町でつくる一部事務組合は、現在も対応を変えていない。
 厚生労働省は早くて年内にも、納体袋を不要とするなど指針を改定する方針。

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