バイオ燃料で「富士山遊覧フライト」 FDAなど3社企画、2023年1月7日に
FDA(フジドリームエアラインズ)と富士山静岡空港株式会社、大井川鉄道の3社は28日、二酸化炭素(CO2)削減に向けた取り組みの一環で、バイオ燃料を使用した富士山遊覧フライトツアーを2023年1月7日に実施すると発表した。同空港で一般顧客向けにバイオ燃料を使用するのは初めて。
原料に微細藻類を活用したユーグレナ(東京都)のバイオ燃料を一部使用し約40分間の富士山遊覧飛行を楽しんだ後、川根本町や島田市を巡って大鉄井川線のアプト式鉄道や本線の蒸気機関車(SL)に乗車する。当日はユーグレナの社員がバイオ燃料について解説し、持続可能な航空燃料(SAF)への理解を深めてもらう。
FDAは3月に関係者を招き、バイオ燃料を使用した初のチャーター便を運航した。富士山静岡空港株式会社の担当者は「人気商品のフライトツアーをきっかけに、環境配慮型の旅行商品の持続的な供給を目指したい」と話している。
ツアーは大人1人3万9800円。29日に販売を開始する。問い合わせは大鉄観光サービス<電054(204)0512>へ。