川根茶「最後の一滴にうまみ」 科学技術高 茶華道部が呈茶体験
静岡市葵区の科学技術高は22日、同窓生で茶農園「川根茶工房ティファーム」の原田全修代表(79)=川根本町、旧静岡工高卒=を講師に招いた川根茶体験教室を開いた。
同校茶華道部の部員ら計約40人が参加。爽やかな香りが特徴の川根茶をおいしく味わうために最適な湯の温度や蒸らし時間について学んだ。座学の後は「お茶会」と題して呈茶体験を行い、入れたての煎茶を和菓子とともに味わった。原田代表から「最後の一滴にうまみが詰まっている」と助言を受け、生徒は最後まで丁寧に茶を注いだ。
同部2年の高岡由奈さん(17)は「煎茶での呈茶体験は初めて。普段扱っている抹茶との違いも分かって面白かった」と感想を話した。