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テーマ : 川根本町

ヒーヤイや鹿ん舞 川根本町小中生ら披露 ユネスコ文化遺産登録で

 静岡県内でも伝承される民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」が2022年11月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことを記念し、ふじのくに民俗芸能フェスティバルが26日、静岡市葵区の市民文化会館で開かれた。風流踊に含まれる「徳山の盆踊」(川根本町)と「有東木の盆踊」(静岡市葵区)など、本県伝統芸能の魅力を県民に伝えた。

「ヒーヤイ」を舞う川根本町の小中学生=静岡市葵区の市民文化会館
「ヒーヤイ」を舞う川根本町の小中学生=静岡市葵区の市民文化会館

 川根本町の徳山古典芸能保存会と小中学生は、豊作や無病息災を願って毎年夏に奉納している徳山の盆踊を舞台上で披露した。鹿やひょっとこに扮(ふん)した少年が飛び跳ねるように踊る「鹿ん舞」や、浴衣姿の少女が優雅に舞う「ヒーヤイ」に、会場からは大きな拍手が沸いた。
 有東木の盆踊は映像で紹介した。国指定重要無形民俗文化財の西浦の田楽(浜松市天竜区)などの上演も行った。
 県などでつくる実行委員会が主催し、約360人が鑑賞した。静岡市清水区の磯部博平さん(78)は「徳山の盆踊を直接見たのは初めて。一生懸命に舞う姿が素晴らしかった」と話した。

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