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テーマ : 川根本町

静岡人インタビュー「この人」 子どもの居場所づくりを目指す「かわねきりんの会」代表 板谷知加さん(川根本町)

 川根本町で子どもが自分らしく過ごせる居場所を作ろうと昨年10月、町民らと「かわねきりんの会」を結成した。子どもの主体性を尊重する意識を地域全体に根付かせるため、約10人のメンバーと、子どもに関する映画の上映会や勉強会を実施する。滋賀県出身。34歳。

板谷知加さん
板谷知加さん

 -結成の経緯は。
 「川崎市子ども夢パークを題材にしたドキュメンタリー映画『ゆめパのじかん』を多くの人に知ってもらいたいと思ったことがきっかけ。夢パークは「川崎市子どもの権利に関する条例」の理念を基に整備された何をしてもいい自由な遊び場で、映画にはありのままの自分を解放して楽しむ子どもたちの様子が描かれている。不安を抱える子どもが多くいる今の社会に必要な空間だと感じた」
 -名前の由来は。
 「きりんは子育てをする際に、母親同士で集団を作り、助け合う。みんなで子どもの成長を見守っていけるような地域にしたいと思い名付けた」
 -これまでの活動は。
 「昨年12月に『ゆめパのじかん』の上映会を行い、上映後には希望者で交流会も行った。会場には子ども食堂や駄菓子屋、段ボール迷路なども用意した。参加者全員で子どもに優しい空間を作れたと感じる」
 -今後の活動は。
 「子どもに関する映画の上映会を継続していくほか、『何をしてもいいし何もしなくてもいい』をテーマにしたイベントを開催したい。子どもも大人も集まって、それぞれ好きなように過ごしてほしい。また、講師を呼び、子どもの権利などの勉強会も開催しようと考えている。町全体が協力しあって、子どもを真ん中にした温かく優しい町をつくっていきたい」
 (島田支局・白鳥壱暉)

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