香る新茶 初夏の息吹 手摘み作業 丁寧に 川根本町
川根本町下長尾の茶農家高木郷美さん(66)の茶園で17日、新茶の手摘みが行われた。収穫した生葉は荒茶に加工して、18日にJA大井川川根工場(同町上長尾)で開かれる川根地域の初取引に出品する。
大井川沿いの茶畑で育ったやぶきたの新芽を、地元の女性約15人が丁寧に摘み取った。16日にも手摘みが行われ、2日間で収穫した生葉は約150キロ。高木さんによると、今年は適度な雨と暖かい気候で順調に生育し、昨年より3日早い収穫という。「甘みとうま味の濃い新茶に仕上がった」と初取引に期待を寄せた。
(島田支局・池田悠太郎)