中小企業の事業継承支援へ 川根本町ネットワーク発足、初会合
中小企業の事業承継を支援する「川根本町事業承継ネットワーク」が26日発足し、同町役場で初会合を開いた。同種のネットワークの設置は静岡県内の町としては初めての取り組み。
高齢化や若者の流出に伴う深刻な後継者不足に悩まされている同町で、中小企業が持つ技術や雇用の喪失を防ぐため発足した。県をオブザーバーに迎え、町と町商工会、島田掛川信用金庫など7団体で構成する。
会合には、全構成団体と県が参加した。2016年から21年までの約6年間で町内の106事業所が廃業したことなど現状報告に続いて、今後の取り組みについて意見交換した。
4月に町内の全事業所に後継者に関わるアンケートを実施し、結果を基に今後の活動を決定する。