ドローン輸送 児童生徒が体験 川根本町
川根本町は4日、同町の本川根小と本川根中の児童生徒にドローン輸送を体験してもらうデモフライトを実施した。災害時や日常の物資輸送にドローンを活用する実証実験の一環。
ドローンは約1キロ離れた両校を往復し、それぞれ食料を届けた。空からドローンが飛んでくると大きな歓声が上がった。本川根小6年の芹沢勇蕗君(11)は「初めて大きなドローンを見た。災害が起きた時に活躍してほしい」と期待した。
同町は災害時に孤立する恐れのある集落や買い物が難しい高齢者らにドローンで物資を届けることで、地域課題を解決しようと実証実験を重ねている。
同町デジタル推進課の坂下誠課長は「新しい技術を取り入れた町の事業を子どもたちに見てもらい、将来への期待感を持ってもらいたい」と話した。