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高品質のユズへ　せん定技術講習　川根本町

　「ふじのくに川根本町ゆず協同組合」は２６日、志太榛原農林事務所の職員らを講師に招き「せん定技術講習会」を開催した。同町のユズ農家ら９人が参加し、高品質のユズ作りへ技術を高めた。

　せん定は毎年の安定生産や手に取りやすい高さにユズを実らせるために枝を切る作業。町内２カ所のユズ農園で同事務所の山田晋輔技師が、いらない枝の選び方について実践を交えて解説。高い枝や下向きに伸びている枝をはさみやのこぎりで切り落とした。枝を間引くことで成長させたい枝に栄養と日光が行き渡り高品質のユズが生産できるという。
　同組合の高畑裕組合長（５８）は「山間地の農業は日照時間が短く大量生産には向かない。個々の農家の技術向上を通じて品質で勝負したい」と意気込んだ。

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