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福呼ぶ「まゆ玉」作り最盛期 正月縁起物 熱海・来宮神社

 熱海市西山町の来宮神社で、正月の縁起物として親しまれる「まゆ玉」作りが最盛期を迎えた。巫女(みこ)が家内安全や商売繁盛を願い、6色のカラフルなまゆ玉飾りを一本ずつ丁寧に手作りしている。
色とりどりのまゆ玉を萩の枝に取り付ける巫女=15日午後、熱海市の来宮神社 まゆ玉作りは熱海でかつて盛んだった蚕産業に由来する。来宮神社は11月中旬に準備を始め、15日も巫女の小嶋彩矢さん(19)、金森百奈花さん(20)が作業に励んだ。まゆ玉は魔よけの色とされる紅、青、白、黄、紫と、ご神木の緑色を採用。大黒様や招き猫などの装飾と一緒に萩(はぎ)の枝に取り付け、稲穂がこうべを垂れたような見た目に仕上げている。
 来宮神社は20日ごろまでに計500本のまゆ玉飾りを用意し、1月1日午前0時から配布する。一本2千~1万円。正月三が日の初詣客については、新型コロナ流行前とほぼ同じの約10万人を見込んでいる。
色とりどりのまゆ玉を萩の枝に取り付ける巫女=15日午後、熱海市の来宮神社

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