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地域の景観生かした現代美術作品を展示 静岡・匠宿周辺、12月7日まで

 静岡市駿河区丸子の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」周辺で12月7日まで、現代美術作品を地域の各所に展示する「静岡アートビジョン」が開かれている。

ローラーコンベヤーを使ってイチョウの内部を通ることができる「力五山」の作品=静岡市駿河区
ローラーコンベヤーを使ってイチョウの内部を通ることができる「力五山」の作品=静岡市駿河区

 丸子宿に近く、古道や寺がある丸子、泉ケ谷地区の景観に合わせて、夏池篤さん(島田市)ら6組の美術家が作品を制作した。3人の作家でつくる「力五山」は、匠宿から千手観音堂までの道に工芸家や地域住民の手を題材にした絵を配置。絵に導かれるようにして到着した千手観音堂には、ローラーコンベヤーを使って横たわるイチョウの木の内部をくぐり、大樹の生命力を感じることのできる作品を設置した。
 「匠宿」を運営する創造舎が主催し、大井川鉄道沿線を舞台にしたイベント「UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川」を企画運営するNPO法人クロスメディアしまだ(島田市)の大石歩真理事長と児玉絵美事務局長が監修した。大石理事長は「作家がそれぞれ地域を巡って、作品を生み出した。地域の再発見につながれば」と話した。

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