テーマ : 富士市

シラスおにぎり 「海のいい匂い」 富士、園児が手作り体験

 富士市の田子浦幼稚園の園児は26日、地元の田子の浦港で採れたシラスを使ったおにぎり作りに挑戦した。田子の浦漁業協同組合の関係者らから漁の方法やシラスの栄養などについても学んだ。

地元のシラスを使っておにぎりを作る園児=富士市の田子浦幼稚園
地元のシラスを使っておにぎりを作る園児=富士市の田子浦幼稚園

 園児約70人は、ちりめんじゃこと麺つゆ、だしとともに炊き込んだご飯を団子状や三角形に握った。丁寧に形を整えて完成したおにぎりをほおばると「味が濃くておいしい」「海のいい匂いがする」などと笑顔を見せた。
 田子の浦港の漁師芹沢卓也さんは(37)は、鮮度と品質にこだわる「一艘(そう)引き」漁法について、演技を交えて解説した。漁で実際に使用している網や袋を使い、芹沢さんを船、園児をシラスに見立てて園児を網で囲むと、歓声が上がった。クイズ形式でシラスに含まれる栄養素や名前の由来なども紹介した。
 芹沢さんは「子どもが地元に港や特産物があることを誇りに思ってくれたらうれしい」と話した。

いい茶0

富士市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞