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7市町で首長選 2024静岡県内選挙

 2024年に静岡県内で予定されている地方選挙は御前崎、伊豆、藤枝、下田、湖西、焼津各市と森町の計7市町長選、御殿場、御前崎、伊豆の3市議選。首長選は複数の候補者が出馬表明し、選挙戦が確実となっている自治体もある。
市議、県議の選挙区変更 浜松市行政区再編  浜松市の行政区が1日、7区から3区に再編された。今後、市議や県議の選挙区も変更される。
 市議会(定数46)は近く議員定数条例を改正し、市議選選挙区を行政区と同じ3区に再編した上で、暫定的に定数46のまま、各選挙区の定数を中央区34、浜名区9、天竜区3と定める。27年の次期市議選に向けて、各会派で構成する議会改革検討会議が定数や各区の配分の見直しを始めている。新たな3区は人口に大きな差があり、都市部と近郊の市民の声をどうバランス良く吸い上げる仕組みにするかが焦点。検討会議は25年5月ごろに定数の増減・維持の方針を、26年2月ごろに各区の配分を固める。
 県議選(34選挙区、定数68)の選挙区も浜松市域(定数15)を行政区ごと再編する。現職15人は現住所に基づき選挙区の配置が決まり、中央区11人、浜名区3人、天竜区1人となる。ただ、公職選挙法に「選挙区人口は議員1人当たりの人口の半数以上」との規定があり、天竜区は浜名区と強制合区される可能性がある。1月1日時点の行政区別人口に合わせて定数が配当されるが、選挙区の定数と現職数に差が生じた場合は、くじ引きで選挙区を変更する議員を選ぶ。関連条例案は県議会2月定例会に提出される見込み。今後は27年の次期県議選に向けた全体の定数、選挙区の見直しも始まる見通し。

藤枝市 市長選5月26日投開票 無投票の予想も photo03 北村正平氏
 現職の北村正平氏(77)が5選を目指し出馬表明した。現時点で他に立候補する目立った動きは見えず、早くも4期連続で無投票を予想する声も上がる。
 北村氏は市内各地の行事にこまめに顔を出すなど地盤固めに余念がなく、市議の多くも支援に回るとみられる。現市政や多選への批判票の受け皿になる対抗馬が現れるかが今後の焦点。
 元県職員で国体局長、農業水産部長などを歴任した北村氏は、4期16年の市政運営に加え、中心市街地のさらなる活性化、中山間地域の拠点づくりといった取り組みを訴えていく方針。

森町 町長選2月11日投開票 現新一騎打ちか photo03 太田康雄氏   photo03 川崎知哉氏
 出馬の意向を示しているのは、3選を目指す現職の太田康雄氏(64)と、JA遠州中央の前代表理事理事長の川崎知哉氏(64)の2人。現時点で他に立候補の動きは出ていない。
 大きな争点はなく、太田氏の2期8年に対する町民からの評価が結果を分ける戦いになりそうだ。
 2期目に新型コロナウイルスや相次いだ豪雨災害の対応に努めた太田氏は、策定した計画がまだ道半ばとし、「2期目でまいてきた種を3期目で結実させる」と再選への決意を語る。
 川崎氏は町内の各種有力団体幹部らが支援し、立候補の準備を進める。企業誘致や人口減対策などを重点施策とし、「スピード感ある改革」を前面に掲げ、支持拡大を図る。

伊豆市 市長選4月21日投開票/市議選(任期満了10月31日) 現職が出馬表明 photo03 菊地豊氏
 5選を目指す現職の菊地豊氏(65)が、23年の市議会12月定例会で出馬を正式に表明した。4期の実績に加えて、「災害死者ゼロ」を目標とする防災力の強化や、土地の有効活用・継承などを施策の柱にし、「最後まで市民の声に耳を傾けながら準備を進める」と述べた。
 菊地氏は各地区に設ける後援会組織を通じて地盤固めを進める。菊地氏への批判票の受け皿となる対抗馬が立候補する可能性があるが、現時点で目立った動きは表面化していない。

湖西市 市長選(任期満了12月5日) 前回選は無投票  任期満了の12月5日まで1年近くあり、立候補の動きは表面化していない。
 前回選は無投票で再選した2期目の現職影山剛士氏(49)は、現時点で出馬の意思表明をしていない。16年の影山氏擁立に動いた自民党関係者からは、「職住近接」のまちづくり推進のため3期目を望む声が聞かれる。市政に批判的な勢力が候補者擁立に動くとの観測もあるが、具体的な名前は挙がっていない。

下田市 市長選(任期満了7月4日) 現職の動向次第  現職松木正一郎氏(63)は出馬を明言していないものの、23年の市議会12月定例会で「コロナ禍で置いていた課題がある」とし、再選への意欲がにじんだ。ただ、下田市長は松木氏の前任、前々任と現職がいずれも1期で退陣を余儀なくされた。立候補の意向を示した人物は現時点で他にもいないが、松木氏の動向次第では、意欲のある議会関係者らが手を挙げて選挙戦に突入する可能性がある。

焼津市 市長選(任期満了12月23日) 4選意向に焦点  現職の中野弘道氏(66)は市長の任期が12月で満了する。現時点で立候補に向けた表立った動きは見られない中、当面は中野氏が4選を目指すかが焦点となる。
 中野氏は現在のところ、出馬の意思表明はしていない。公共投資や子育て支援など市政の課題に対策を打ち、周囲の評価は高い。4期目の出馬を待望する意見が支援者を中心に出ている。一方で、3期続いた市政の刷新を求める声が中野氏の基盤である保守層の一部から上がっている。ただ、保守分裂選挙は回避すべきとの声が大勢を占めている。

御前崎市 市長選4月14日投開票/市議選4月14日投開票 新人対決の公算 photo03 青田修二氏   photo03 下村勝氏
 2期目の現職柳沢重夫氏(77)が退任を表明し、新人同士の選挙戦になる公算が大きい。争点は浜岡原発再稼働の是非や財政再建、産業振興などが軸になる。
 海外医療支援団体の理事長青田修二氏(53)は市内に地縁はないが「新しい風を吹かせたい」と23年6月ごろから草の根の活動を展開。一方、柳沢氏の退任意向を受けて名乗りを上げた元静岡大グローバル共創科学部教授の下村勝氏(54)は後援会を中心に各団体の組織固めを目指す。

御殿場市 市議選2月4日投開票

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