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夢は口に出して「叶えるもの」 佐藤選手(パラ2冠)母校で講演 藤枝・広幡中

 東京パラリンピックの車いす陸上で2冠を達成した佐藤友祈選手(34)が21日、母校の藤枝市立広幡中で「夢」について講演した。生徒や広幡小の6年生、地域住民ら約400人が聴講した。

児童から握手を求められる佐藤選手(左)=藤枝市立広幡中
児童から握手を求められる佐藤選手(左)=藤枝市立広幡中
夢について講演する佐藤選手(左)=藤枝市立広幡中
夢について講演する佐藤選手(左)=藤枝市立広幡中
児童から握手を求められる佐藤選手(左)=藤枝市立広幡中
夢について講演する佐藤選手(左)=藤枝市立広幡中


 佐藤選手は夢をかなえたポイントとして、「ゴールを決める」「即行動」「自分の強みを生かすフィールドで戦う」の三つを挙げた。脊髄炎が原因で車いす生活になった21歳当時の心境や競技を始めたきっかけ、座右の銘「夢は叶(かな)えるもの」などを紹介し、「夢を口に出して周りに伝えることで、自分が道を踏み外しそうな時に気持ちを軌道修正でき、達成されていく」と語りかけた。来年のパリパラリンピックについて「金メダルをたぐり寄せ、世界記録も取り返す」と宣言した。
 生徒を代表し、広幡中3年の鈴木光莉さん(15)が「私の夢は難しいのかなと不安だったけど、自分を信じる、夢をかなえるという言葉を聞いて勇気をもらった。来年のパリ大会に向けて生徒一同、応援している」とエールを送った。佐藤選手は生徒と児童から質問やサイン、握手を求められ、交流を深めた。
 講演は広幡地区青少年健全育成教育講演会として行った。
 (藤枝支局・青木功太)

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