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洪水災害時の行動 時系列に 藤枝市、聴覚障害者対象に出前講座

 藤枝市はこのほど、激甚化する豪雨災害から身を守るため、市民一人一人があらかじめ自身の防災行動を時系列で整理する市独自の「洪水災害版マイ・タイムライン」の作成を支援する出前講座を、市生涯学習センターで開いた。災害の危険性が高まった際に同報無線などからの情報入手が困難な聴覚障害者に対し、手話を使って台風接近時や大雨が予想される際に取るべき行動を説明した。

洪水災害版マイ・タイムラインの作成を支援する出前講座=藤枝市生涯学習センター
洪水災害版マイ・タイムラインの作成を支援する出前講座=藤枝市生涯学習センター

 市によると、聴覚障害者は雨音や風の音が聞こえないため、健常者と比較して危険予知が難しい特性があるという。講座には藤枝ろうあ部の計20人が参加し、自宅の災害リスクや必要な防災情報の入手方法、危険に応じた避難の仕方とタイミングを入念に確認した。
 市は5月に市内全域が対象の洪水災害版を全戸に配布し、普及に努めている。
 (藤枝支局・青木功太)

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