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駿州の日本遺産、活用法は 地元民ら可能性模索 静岡市葵区で講座

 藤枝市の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋や静岡市葵区の静岡浅間神社などの文化財で構成される日本遺産「日本初『旅ブーム』を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅」の観光への有効活用を考えるセミナーがこのほど、同区のペガサートで開かれた。

日本遺産「駿州の旅」の有効活用について検討されたパネル討論=静岡市葵区のペガサート
日本遺産「駿州の旅」の有効活用について検討されたパネル討論=静岡市葵区のペガサート

 地元住民約30人が参加した。パネル討論では旅行大手「クラブツーリズム」の成瀬純一テーマ旅行部課長ら地域資源の活用に詳しい有識者3人が登壇。「日本遺産を未来に伝えるために重要なことは」とのテーマでは「子どもたちが地元の歴史を学習できる授業や教育旅行の充実」「感動を生む観光コンテンツの醸成」などの意見が述べられた。参加者はメモを取ったり登壇者に積極的に質問したりして学びを深めた。
 地域資源を活用したまちづくりを支援し、「駿州の旅」の日本遺産認定にも携わったNPO法人「仕事人倶楽部」(東京都)が主催した。
 (社会部・鈴木志穂)

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