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手製の点字カレンダー贈る 藤枝順心高生、視覚障害者に

 藤枝順心高インターアクト部の生徒が、2024年の点字カレンダー350部を製作した。視覚障害者に寄贈するため、藤枝市のNPO法人藤枝光文庫(石神利之理事長)が毎年実施している取り組み。18日に同法人で贈呈式が行われ、生徒5人が市の担当者にカレンダーを手渡した。

藤枝順心高の生徒が製作した点字カレンダーの贈呈式=藤枝市の藤枝光文庫
藤枝順心高の生徒が製作した点字カレンダーの贈呈式=藤枝市の藤枝光文庫

 生徒約20人が1年間かけて完成させた。B5判で月めくり。季節の花の名称や花言葉を点字で刻んだ。各ページにある花の絵と来年の干支(えと)の辰(たつ)は、指で触れれば形が分かるように貼り絵で仕上げた。
 同法人の利用者に配布し、全国の視覚特別支援学校と県内の視覚障害者福祉施設にも発送した。市の担当者が受け取ったカレンダーは市障害福祉課の受付に置く。
 同部3年の渡辺蒼唯部長(18)は「去年よりもページ数を多く製作し、花の絵も丁寧に貼ることができた。手作業の温かみを感じてほしい」と話した。

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