テーマ : 藤枝市

写真家故長船さん 静岡県内の風景を断片提示 都内で個展

 藤枝市を拠点に活動し、後進に大きな影響を与えた写真家長船恒利[おさふねつねとし]さん(1943~2009年)の個展「在るもの」が、東京都千代田区のkanzan galleryで開かれている。

「清水 1978」(「在るもの」から)
「清水 1978」(「在るもの」から)

 1991年刊行の同名写真集に収録した全23点を展示。70、80年代の静岡市、藤枝市など県内風景を捉えた作品が中心。都市空間の断片を提示し、写真と肉眼の知覚の比較を促す。
 長船さんは74年から写真家として本格的に活動を始めた。藤枝市の地下道で作品を発表。75年に県内の写真家仲間と「集団GIG」を結成し、77~79年には「在るもの」シリーズを東京、弘前、静岡、那覇などで発表した。
 展覧会は28日まで。月曜休廊。20日午後3時から美術家白井嘉尚さん(静岡市駿河区)とキュレーター菊田樹子さんがギャラリートークを行う。予約不要、入場無料。問い合わせはkanzan gallery<電03(6240)9807>へ。

いい茶0

藤枝市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞