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受験必勝 朝比奈ちまき 藤枝の保存会 古文書もとに復元 戦国時代の“縁起食”でエール

 藤枝市の住民有志でつくる朝比奈ちまき保存会(鈴木秀樹会長)は29日、岡部中を訪れ、戦国時代に勝利を導くとされた「朝比奈ちまき」を3年生約70人に贈った。高校入試を控えた受験生に縁起物を差し入れ、志望校合格に向けてエールを送った。

朝比奈ちまきを味わう生徒=藤枝市立岡部中
朝比奈ちまきを味わう生徒=藤枝市立岡部中


 保存会によると、朝比奈ちまきは戦国時代の携帯食。戦場で食べると体力や気力が充実し、常に勝利を呼び込んだとされる。徳川家康にも献上され、保存会が古文書をもとに復元した。
 生徒は会員による紙芝居で朝比奈ちまきの由来を学んだ後、ちまきを味わった。「おいしい」「もちもちしている」と好評で、受験必勝へ決意を新たにした。岡部町三輪の神(みわ)神社で祈祷(きとう)した絵馬も受け取り、「絶対合格」などとそれぞれ目標を書き込んだ。
 小林蕗音[ろね]さん(15)は「励みになった。受験に向けて、これからもっと頑張りたい」と言葉に力を込めた。鈴木会長は「体調には十分注意して頑張ってほしい」と呼びかけた。
 (藤枝支局・青木功太)

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