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県内15産地の茶飲み比べ 静岡茶市場がセット商品発売

 新茶シーズンを前に、産地ごとに多様な味わいを持つ静岡茶の特色をPRしようと、静岡茶市場(静岡市葵区)がリーフ茶のセット商品「しずおかお茶じまん」を開発した。24日に同市場で開催する「茶いちばまつり」で発売する。

静岡茶市場で24日に発売する「しずおかお茶じまん」=静岡市葵区
静岡茶市場で24日に発売する「しずおかお茶じまん」=静岡市葵区

 県内全域から茶が集積する茶市場の強みを生かし、三島から浜松までの15産地の茶をセレクトした。煎茶は浅蒸し(由比)や深蒸し(掛川)などの違いが味わえ、天竜茶と本山茶(静岡)は産地のブランドを強調。ほうじ茶(富士)や和紅茶(丸子)、玄米茶(磐田)など製法の違う茶もそろえた。産地別に1袋8グラム入り。
 パッケージは新聞切り絵作家マスダカルシさん(藤枝市)がデザインを担当し、各産地の歴史や風土、文化を象徴する名所・名産を描いた。使用後は額装して飾ることもできる。
 県内には20以上の茶産地が点在するが、特に山間地の茶は流通量が少なく、手軽に消費するのが難しい。商品を発案した内野泰秀社長は「多様な産地の茶があるのが静岡茶の特色。それぞれの気候や風土により味わいが異なることを知ってもらい、好みの茶を見つけてもらえれば」と話す。
 (経済部・垣内健吾)

24日「茶いちばまつり」
 静岡茶市場は24日、一般消費者を対象に、各産地の茶を試飲・販売をする「第3回茶いちばまつり」を開く。
 県内茶商がブースを設けてお茶の試飲販売を行うほか、紅茶やウーロン茶など国内外の茶を味わえる茶席も設ける。同市場オリジナルブレンドの「リーフティーカップ」も販売する。
 入場無料。問い合わせは同市場<電054(271)2111>へ。

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